海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

落ちません。落ちたの見たことありません。

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舞台業界以外の人に「舞台照明の仕事をしています」と言うと、そこそこの確率で、

「マンガとかで上から落ちてくるあれですか」

というリアクションがあるのですが、

「落ちませんから。この仕事30年やってますが、落ちたの見たことないですから」

 

照明機材は普通は「ハンガー」という器具で天井のバトンに固定します。

ハンガー自体はしっかりしているのでバトンから外れることはありません。

かなり適当に設置してもまず外れません。

 

ハンガーと照明器具の接続が一番外れやすいですが、外れるとしたら設営のタイミングです。

設営中に外れて事故が起こったことは3回くらいみたことがあります。

確率からいくと、10年に一度です

 

そして万が一、機材がバトンから離れた場合のために、ライト一台ごとに落下防止のワイヤーを設置しています。

けれど一旦、設営が終わった機材が落ちたのを見たことはありません。

ワイヤーが実際に役に立ったのを見たことはありません。

 

だいたい、人を殺すのに照明機材落とすのものすごい効率悪いから。

絶対に仕掛けバレるから。

 

こんなイメージを植え付けたのは誰だ。

コナンか!?