先日、舞台の仕事でリハーサルを見に行って、ミュージカル映画「マイフェアレディ」のナンバー「スペインの雨」を久しぶりに聴きました。
1964年のこの映画はまだ階級社会の雰囲気が強い当時のイギリスが舞台にした、言語学者のヒギンズ教授がひょんなことから下町の花売り娘イライザを上品なレディーに育てあげようとするお話。
当時は階級によって話す言葉やアクセントが違っていて、イライザはどうしても〔ei〕が発音できない。
それを治すために猛特訓で疲れ果てながらもやっと〔ei〕がうまく口にできたときに、喜んで歌うのが「スベインの雨」という歌。
なんで「スペインの雨」ってタイトルなのかというと、〔ei〕の発音矯正のために繰り返し練習していたのが、
"The rain in Spain stays mainly in the plain"
(スペインでは雨は主に平野に降る)
という〔ei〕っていう音がてんこ盛りに出てくるフレーズだからです。
いままではなんとも思わずに聞いてたけど、いまはセブ島に語学留学したときの発音矯正の授業を思い出すわ。
分かっててもうまく発音できなかったり、どれだけ聞いても何が違うのかさっぱり分からなかったり。
そしてちょっとしたキッカケで上手く口に出せたときの嬉しさとか。
ホワイトチョコで糖分補給しながらひたすら勉強していたなあ…ほんの3ヶ月前のことなんだけど…
そして自分の経験が増えると、いままでなんども聞いたことのある歌が、まるで違うように感じるんだよなあ。
ちなみに映画のなかで歌うシーンはこちら。
ヘプバーンかわいい(*‘ω‘ *)