作家の坂口安吾さんの奥さん、坂口三千代さんのエッセイ「クラクラ日記」には安吾と初めて会ったときのエピソードが書かれています。
「坂口安吾 部屋」で画像検索するとわかるのですが、安吾の仕事部屋はまあなんというか、アレなんです。
そんな仕事部屋に三千代さんを招いて安吾は言います。
「部屋がどんなに散らかっていてもそれを片付けたりせずに、ホコリのなかでただ座っていて欲しい」
かっこいい……のか?
(ちなみに読んだのはずい分前で手元に本がないしググってもこのエピソードそのものは出ててこないのでぼくの記憶違いかもしれません)
何が言いたいかというと、
ぼくの部屋もいわゆるゴミ屋敷状態なんですが、それでもいいじゃないか、
ということです。
しばらくとても忙しかったのですが、やっとちょっと心に余裕ができました。
昔は部屋を片付けてくれようという人も稀にいたのですが、いまはそんな物好きさんもいないので、自分で少し片付けてます。
買ったはずなのに見当たらなくなった本が出てきました。
春に、仕事で星の王子さまの舞台をやったのですが、改めていいお話だと感じて本を買ったんでした。
大人になってから読んだほうが、言葉が心に沁みますよ。