海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

モザイクの街

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あるグループからの依頼で、海と物語#002「見上げる、東京」という、神田川、日本橋川、隅田川という東京の中心部を流れる川をクルーズするイベントを企画しました。
このコースは友人と何度か走ったことがあり、かなり面白いコースだと思っていたのでイベントとして開催できて、いろんな人に見てもらえて満足しています。

https://www.facebook.com/pg/foolz.jp/photos/?tab=album&album_id=1960139817434657



自分も住んでいる東京という街ですが、江戸時代から現在までずっと成長しつづけています。
陸で暮らしていると古いものが次々となくなって新しい街が作られているようにも見えますが実はそれだけではありません。

古いものと新しいものがモザイクのように隣り合っている。
それが東京という街の魅力だとぼくは思うのですが、それが水面から街を見上げるとよくわかります。

あなたが普段渡っている橋は大正時代に作られたものかもしれません。

見慣れたレンガ塀は明治時代の。

オフィスの窓から見える石垣は実は江戸時代のものだったりします。


日常と隣り合わせに、遠い昔の人々の足跡が無造作に転がっている。

ある意味ではぜいたくで、ある意味ではもったいない。
そして時には、大切なものがあっさりと失われる。

そんな大雑把なところも含めて、東京はエネルギーにあふれていて。
だからぼくは東京という街が大好きなのだと思います。