海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

時間はあっても

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ここしばらくブログの内容が舞台の話ばかりだとお思いの皆様。

その通りです。

その理由は最近では舞台の仕事ばかりしているからです。

そして舞台の仕事は拘束時間が長い!

一日の拘束が13時間くらいまでなら普通ってどうなってるのか?

 

前にも書きましたが、これまでは仕事の中心だった本番のチーフオペレーターのお仕事を減らそうと思った理由のひとつに時間のこともあります。

まあぶっちゃけると拘束時間長すぎだからです。

 

照明のお仕事は劇場に入ってから初日が開けるまでの数日間が一番ハード。

初日までのカウントダウンが始まるなかで、演出家も俳優も技術スタッフもやりたいことはてんこ盛り。

足りない時間をやりくりしながら幕を開けるためにがんばります。

この期間だと拘束13時間、実働12時間とかもそれほどめずらしくはありません。

 

初日が開けると時間的には少し余裕がでます。
夜の本番だけの日だと、16時くらいに劇場に入って21時くらいには帰路につく日もあります。

ただ、これは個人的な性格もあるのですが、心に余裕はありません。

体力とか精神力はできるだけ本番にとって置きたいので、空いた時間に出かけたりとかあまりする気にならないのです。

 

日本の演劇制作のシステムでは技術スタッフの仕事の仕方がとても属人的になります。

万が一、本番付きのスタッフが病気や怪我で倒れると、技術的に同等以上の人であってもその代わりを努めるのはとても難しいのです。

なので日常のすべてが普段よりも緊張感をたたえた感じになってしまいます。

 

そんなこんなで、本番についている間は時間があってもあまり他のことに使えない。

舞台の仕事だけをやっている時はそれでもよかったのですが、ここ数年、他のジャンルの活動も増やしていくなかで、オペレーター仕事をこれまで通りに続けるには、時間的にも精神的にも苦しくなってきたのです。

 

いまついているお芝居も初日が開けました。
これまでは連日10〜12時間くらいの拘束でしたが、明日は16時入りです。

しかしその時間までにエッセイ一本書かないと。

ブログ書いてる場合じゃないなあ。

間に合うのかなあ。