海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

彼女は海岸で貝殻を売る

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発音クラスのダンDan姐さんに、

「s と sh の発音がうまく区別できないんだけど」

って相談したら

「よっしゃ、まかしとき!」

って感じで早口言葉の宿題をもらいました。

She sells sea shells by the sea shore.

(彼女は海岸で貝殻を売る)

明日までに100万回練習しとかないといけないみたいです。

 

Dan姐さんには一週目も発音クラスを受け持ってもらってて、たまたま今週また同じ授業になりました。

すごく明るくて頼りがいのある人で、まさに姐さんって感じです。

(ぼくよりずっと年下ですが)

 

s と sh 苦手な日本人が多いそうですが、ほかにも f と h 、r と l など、日本人がうまく区別できない発音があります。

授業中の雑談でこんなことも聞かれました。

「日本には f の発音ってないの?FukuokaとかFushimiinariとかあるけど」

「ああ、f って書くけど発音は h 、f って書くほうがなんかかっこよく見えるから f って書くことも多いけど」

若干の違和感は感じました。

福岡はともかくなんで例で伏見稲荷が出てくるんだろうって。

まあ、最近は伏見稲荷が観光地として紹介されることも多いのかな?

 

しばらくして再び雑談で、

「日本はいい国だよね」

「ありがとう」

「でも寒いね」

「季節によっては寒い。いつ行ったの?」

「先週」

「先週!」

 

そういえば、先週は校内で彼女を見かけなかったけど、しれっと日本に旅行してたのね。

「どこいったの」

「大阪、USJ、京都、伏見稲荷、あと白川郷」

「白川郷!」

「いいところだったけど寒かった」

「そりゃ日本でも指折りの寒いところだから」

 

「東京は人が多いのにしゃべっている人があんまりいなくて、なんか怖かった」

「ああ、わかる」

「でも大阪は街がにぎやか」

「ああ、それもわかる」

「なんかちょっとフィリピンに似てる気がした」

まあ確かにノリは似てるんですよ。

ぼくが子供のころの大阪とちょっと雰囲気が近くて。

こっちにきてすぐのときは街を歩くのが少し怖かったけど、いまでももう慣れました。

 

「それと日本は英語がしゃべれる人が少なくて残念だったなー」

「そうだね」

「英語をもっと勉強して、外国の人に日本のことをもっと話せるようになってねー」

 

Danや他の先生にもよく言われるのが日本人はシャイだねってこと。

きちんとしたコミュニケーションをするのは確かに簡単ではないけど、ちょっとしたことならなんとか通じなくもないんだよね。

日本人だって中学、高校でかなり英語を勉強してきてるんだから。

まだ2週間で、自分の英語がそれほどうまくなった実感はないけど、あまり気後れせずに英語が使えるようになったことだけは少し変わったと思う。

いまはまだそんなのでいいと思う。

そこからなにかが始まるんだと、思ってる。