身体を動かすことは好きではないし、手先が不器用で根気がないのでなにかを作ることに向いてない。
人見知りでわがまま。
友達と旅行に行くと喧嘩別れするし、チームで動くのはキライ。
なのに、ひとりではできなくて、汗をたっぷりかかないとできない、舞台と帆船で生きているというのも、なんでかなあって思うんだけど。
いま関わっているお芝居は即興で物語を紡ぐ。
13人の登場人物の物語がひととおり語られたあと、最後のシーンで偶然選ばれた2人だけが物語の続きを演じることができる。
語る場が与えられない物語がとても気になるのだけど、人生ってそんなもんだよね。
そして訪れる大きな選択。
どうしてその答えを選んだのか。
本人にも説明できないこともある。
人が生きるってそんなこと。