二週間ほど帆船で暮らしていたのでブログが書けませんでした。
船で暮らすのはぼくにとっては完全に日常から切り離された時間なので、普段できることができなくなる。
時間がないとか体力的にキツイとかそういうことじゃなくて、日常を持ち込みたくない時間なんだよね。
船から帰ってきて、月に一度webマガジンに連載しているエッセイを更新しました。
航海のなかで感じた、ぼくにとっての体験の昇華のしかたみたいな話。
イベントやワークショップで結果から逆算してプログラムを構築するのではなく、その場で起こること、参加者の間から生まれたことから、どこに向かうのかを模索するほうが好き。
イベントやワークショップに参加していて「うまいな」と感じることが増えたのは主催側がどういう意図を持っているのかを推測できるようになったからなのですが、一方でその体験から感動や衝撃を受けることも少なくなった気がしていました。
調和ではなく不調和、構成ではなく即興、なんとなくですがぼくが好きなのはそういうことなのかなと思うこの頃です。
ということで最近気になっているのは「非構成的エンカウンターグループ」
「参加者が車座になって座る」ことだけが決まっていて、テーマもなければ進行やファシリテートする人もいない。
ただそれだけ。
ぼくが知ったのは働き方研究家、西村佳哲さんから。
5年ほど前に知って、一度参加してみたいと思いながらタイミングが合わなくてまだ未経験。
結論や落とし所とかなく、ただその場に偶然集まった人々の間から何が生まれるのか。
主催は西村さんから離れたみたいだけど、まだ開催されているみたいなので、今年こそチャンスがあれば。