海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

買い物しようと街まで出かけて、財布は持っていたけどそのまま引き返した

f:id:tanaka-B-toshihiko:20190517000710j:plain

あるものを買おうと思った。
一番近いお店が新宿だったので出かけた。

電車を降りて駅ビルのエレベーターに乗った。

平日の昼間だけど駅ビルは賑やかで、着飾った人たちで溢れかえっていた。

不意に、なにか自分がここにいてはいけない感覚におそわれた。

エレベーターを降りたけどとてもそのまま買い物を続けられる状態じゃなかった。

そのままもう一度エレベーターに乗った。

駅前のロータリーに出てみた。

たくさんのひとが歩いているのだけど、全員がぼくに悪意を持っているような気がした。

ほうほうの体でバスに飛び込んだ。

もう電車に乗れる気もしなかったから。

 

翌日、同じチェーンのお店がある錦糸町に出かけた。

駅の構内にはたくさんのひとが歩いていたけど大丈夫だった。

駅ビルのフロアは天井が高く、空間も広くて、なんか快適だった。

特に何ということもなく普通の買い物を済ませた。

多分、田舎者だから新宿という街はストレスなんだろう。

劇場にいくんだったら全然平気なんだけどな。