基本的には逃げる人。
今年の3月には連載エッセイでも逃げた話を書いた。
読み返してみたらけど、我ながらけっこういいこと書いてないかな?
東日本大震災と阪神淡路大震災。
二度の地震のとか、それをキッカケにしてぼくは逃げた。
おかげでぼくの世界は広がって。
そのことはむしろ、とてもよかったと思っているのだけど。
昨日、あるお芝居を見ていてふと思った。
7年前の3月にぼくは逃げたのではなく信じられなくなったんじゃないか。
演劇の力を。
いやもっと正確には演劇の人としての自分を。
「この世界に演劇なんてものは本当に必要なの?」という、ずっと繰り返されてきた問いかけに答えがみつからなくて。
ぼくは逃げる人。
逃げることで遠くまでたどり着いた人。
でもそうだったのかな?
7年前、もしかしてぼくは逃げたのではなくただはぐらかしただけじゃなかったのかな。
演劇の人であることを真正面から受け止めている人を見て、なんとなく思ったんだ。
こんなこと考えてても仕方ないんだけどね。
でかけます。