海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

ぼくはなにもできない

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なるべく、自分よりも優れた人の近くにいるようにしている。

ぼく自身はすごく甘い人間なので、目の前に自分よりすごい人がいないと、現状に満足してしまいそうだから。

ただ「優れている」の基準はかなり独特かもしれないけど。

基準はかなり感覚的で、社会的や経済的に評価されてるかとかじゃなくて、単純にすごいなって思える人がなのかもしれない。

 

ぼくは本当になにもできない。

少しでもコトを起こせる人に近づきたいと思ってきたけど大したことはできそうもないって最近気づいた。

だから会社名も「ひとにまかせて」にした。

自分が主役にならなくてもいい。

自分で世界を変えたいとは思わない。

じゃあ、なにをどうするの?

 

一時期話題になった言葉に「キュレーション」というのがある。

元々は美術用語で、美術館の展示などを企画すること。

展示のテーマに合わせて作品を選んだり展示の仕方を考えたりする。

最近ではさまざまなジャンルで、すでにあるものを、解釈したり組み合わせたりして、新しい意味を作り出す、みたいにも使われる。

 

自由大学という社会人向けの学びのプラットフォームがあって、そこでは授業の企画者は「キュレーター」って呼ばれている。

目線や切り口で新しい価値を作るというイメージがあるから。

多分、ぼくにできそうなのはそういうこと。

唯一無二のオリジナルは生み出せなくても、新しいものは作れる。

まあそれはそれで難しいのですが。

 

いま自由大学での「海と物語」シリーズの新しい授業を企画中。

(言っとかないと辞めちゃうので宣言する)

どこにたどり着くのか自分でもよくわからないままいろいろ模索してます。

前に講義作った時は最初の授業で吐きそうなくらい緊張した。

ストレスを抱えるのがわかっていてゴールの見えない物語に踏み込みたくなるのは、アホな性分だなとは思うけど、そういうのが好きなんだろうなって思ったり。