海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

逃げてもいいし戦ってもいい

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辛い場所、自分に合わない場所からは逃げればいいというのは確かにその通りだと思う。

人生の時間を無駄にすることなんてないって。

でも一方で、戦うことでしかたどり着けない場所があるのも事実。

 

舞台照明家の世界は職人の世界で。

カンが良かったり人好きのする人が重宝されたりする。

それはぼくにとってはあまり得意な場所ではなかった。

それでも、そこでどう生き延びるかを模索するなかで得たものはたくさんあったし。

ダメダメなところをかわいがってくれる人もいたりして。

 

ぼくはチャレンジしたおかげで遠くまでこられた。見える景色が変わった。

そのおかげで、舞台以外のあらゆることについても世界は広がり。

でも誰にとってもそれが最善の道ではないよね。

 

おかげでさまで、「安心感」とか「芝居心」とか、なんかわけのわからないところをストロングポイントとして評価してもらって、いまでもなんとか食いつないでいる。

技術とかセンスとかコミュ力とか、わかりやすいところが評価ポイントじゃないのが自分らしいと言えばらしいのか。

 

ツラくても好きなことはあるし、好きでもツラいこともある。

好きだけど下手なことも、上手いけど好きではないことも。

なにを選ぶのかは自分次第で、そこに正解なんてないし。

 

逃げたければ逃げればいいし、戦いたければ戦えばいい。

自分の人生なんだし。