海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

絆を結ぶ

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数日前から風邪気味でしたが、今日は咳がひどくて。

朝ごはん食べて予習してても止まらない。

んー、体調自体は悪くないので無理すればいけないことはないけど、無理するところじゃないなあ。

というわけで今日はお休みにしました。

狭いブースでのマンツーマンレッスンなので講師にうつしそうでこわいしね。

 

実はここ数日、講師にも生徒にも風邪っぽいひとが多くて。

マスクしてるひともたくさん。

欠席の届けを出しに行ったら、休んでる生徒さんかなりいた。

そしてお休みの先生もたくさんいた。

 

もう次回の予習は終わっているのて、お休みになると一気にやることがなくなる。

だから本を読みながら一日寝て過ごしました。

「星の王子さま」

実は、特別に好きではなかったのですが、去年の春にこの作品をミュージカル化したものの照明をやってあらためていいなあと感じました。

大人になってから読み返すとあらたな発見がたくさんあります。

ひとつひとつの言葉がとても強く、切なく、心に響いてきます。

 

王子さまとキツネのエピソードに「絆」のお話があります。

お互いのことを本当に知るには「絆を結ぶ」必要があって、

それは「時間をかけてがまん強く距離を縮めていく」ことでしかできなくて。

そしてひとたび絆を結べたならば「お互いがほかの誰とも置き換えることのできないただひとつの存在」になるのです。

 

物語のラスト、王子さまは星に帰ります。

王子さま星はとても小さいので地上からはほとんど見ることはできません。

でもだからこそ、頭上でまたたく無数の星のどこかに王子さまの星がある。

そう思うことで「ぼく」は幸せを感じることができる。

無数の星のなかのたったひとつと絆を結んだおかげで、これまではただの星空だったものが自分にとって特別なものに感じられる。

物語はそんなことを教えてくれます。 

 

 この一ヶ月でぼくはこの土地と絆を結べた。

そんな気がしています。

フィリピンという国の名を、セブという島の名を、これからずっと特別な思いで聞くことになるんだろうなあ。